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2017年朝日大学''医療系''学生対象の特別講演会を開催!!

2017年12月28日

 2017年12月27日(水)、6号館6201講義室において、本学医療系学生(歯学部、保健医療学部看護学科、歯科衛生士専門学校)を対象とした特別講演会が開催され、独立行政法人国際協力機構(JICA)から2名の講師(タンザニア事務所長の長瀬利雄氏、元青年海外協力隊の多田恭子氏)をお迎えし、250名を超える学生・教職員が90分の講演に真剣に耳を傾けました。

 はじめに、JICAタンザニア事務所の長瀬所長が登壇され、JICAの概略や活動方針、国際社会で担う役割についてご紹介いただくと共に、タンザニアの保健医療セクター面での現今の活動について、現地の医療機関で実際に撮影された写真を用いながら、お話しいただきました。
 特に、職場(病院)における作業上の無理・無駄・ムラを省き、効率化を進めることを目的とした「5S(整理・整頓・清掃・清潔・躾け)」というアプローチを用いて、病院内の在庫管理や緊急時カート等の保管状況が劇的に変わった幾つかの事例について詳しくご紹介いただきました。

 続いて、本年10月まで青年海外協力隊としてタンザニアで過ごした看護師の多田恭子氏から、「私にとって、青年海外協力隊とは?」をテーマに、約2年、タンザニアの国立病院(ムヒンビリ病院)小児病棟で活動した経験をご紹介いただきました。
 タンザニアでは、保健医療を取り巻く様々な要因から、乳幼児死亡率は日本の10倍以上、妊産婦死亡率は日本の50倍以上と高いそうで、それら「タンザニアの子どもたちの命をどうやったら助けられるの?」との強い問題意識から、ムヒンビリ病院で、現地の看護師らと共に考え、彼らの"自助努力"により職場環境や医療提供システムの継続的改善を目指してきた取り組みについて、お話しいただきました。

 参加した学生からは、「開発途上国の暮らしや医療の厳しさ、難しさを学ぶことができ、自分の知らない環境への興味が沸いた。」「タンザニアの医療機関で職場環境改善に用いられている5Sアプローチは、自分の身近なところでも実践できるため、今回学んだことを日常生活に活かしていきたいと思った。」等の感想が多くありました。

 本学では、これからも建学の精神である“国際未来社会を切り開く社会性と創造性、そして、人類普遍の人間的知性に富む人間を育成”の精神に立脚し、将来は日本国内のみならず、世界のあらゆる現場で活躍できる医療人の育成に努めて参ります。

タンザニアの病院での「5S」の取り組みについて紹介する長瀬利雄 JICAタンザニア事務所長

タンザニア人との感動のエピソードを熱く語る 多田恭子氏

熱心に本講演を受講する歯学部学生・看護科学生・歯科衛生士専門学校生