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2020年 学⻑年頭所感

2020年01月01日

朝⽇⼤学 学⻑ ⼤友克之

令和新時代を迎えて

 謹んで新年のお慶びを申し上げます。
 昨春には、平成から令和へと新時代の幕開けを皆様と共に迎えました。平成の三十年間を振り返りますと内外でさまざまな出来事がありました。なかでも東日本大震災をはじめとする地震、風水害など天災による大きな被害により、戦後復興のなかで構築してきたわが国のインフラの老朽化が露呈しました。また気候変動に伴う台風の大型化、局地的な集中豪雨などこれまでの想定をはるかに超えた大自然の猛威を目の当たりにし、あらためてこれらを地球規模でとらえて、対応していくことの必要性を痛感いたしました。
 昨年、私どもは「朝日大学×SDGs in GIFU」を宣言しました。SDGs(Sustainable Development Goals)とは、持続可能な開発目標と訳され、2015年に国連サミットにおいて採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」に記載された、2030年までの国際的な目標です。17のゴール・169のターゲットから構成され、地球上の誰一人として「取り残さない(leave no one behind)こと」を誓っています。SDGsは発展途上国のみならず、先進国自身が取り組むユニバーサル(普遍的)なものであり、わが国でも産官学が連携し、積極的に取り組んでいます。学内にSDGs推進室を設けて、教育、研究、附属の医療機関における診療活動や、学生・教職員による国内外におけるさまざまなフィールドワーク等を通じて、ここ岐阜の地から持続可能な社会の実現に努めて参ります。
 今夏には東京オリンピックが開催されます。本学の学生、卒業生、また関係者の活躍が大いに期待されます。また、その運営にも多くの教職員、学生が携わることとなります。高度成長期に開催された56年前の東京五輪は、多くの人々に夢と感動を与え、また国際的には日本の戦後復興を大いにアピールしました。今年のオリンピックでは、人口減少によるダウンサイジングを迎えても、成熟した国家としての姿を内外に示すとともに、あらためてスポーツの価値を見直し、国民の健康増進を啓発する機会と捉えていきたいと考えております。学生諸君には、さまざまな機会を通じて社会との接点を見出し、積極的に社会参画することで人間力を向上させて頂きたいと願っております。
 来る2021年に、本学は創立から50年の節目を迎えます。私たちは「建学の精神」に立脚し、新たなる価値創造に向けた教育、研究、そして医療に挑戦して参ります。
本年もご指導、またご支援のほど、よろしくお願い申し上げます。