口腔インプラント科
『ブリッジでは、隣の歯を削ることが必要になる。
また、義歯ではどうも咬みにくいし、話しにくい。』
という悩みを持たれている方は、是非、来院して相談あるいは簡単な診査だけでも受けて下さい。
インプラントの構造
こういう患者様は気を付けてください
全身的疾患を持たれている方。糖尿病、高血圧、心疾患、肥満、骨粗鬆症、喫煙等は、問診、検査を行い、お断りする場合もあります。
口の中の問題点としては、残存歯のむし歯、歯周病、顎関節症、咬み合わせ異常などがある場合、十分診査し、治療した上でインプラント治療に取りかかります。
また、タバコを吸われる方、タバコは、インプラントに関わる手術の傷の治りを悪くし、インプラントと骨がくっつかなくしたり、咬み合わせを作った後でも、インプラントを支えている骨をだめにする原因となります。
治療の流れ
全身的に問題がなく、口の中に残っている歯の治療も終了すれば、インプラント治療に取りかかります。
まず、根っこになる部分の埋入手術を行います。一般的には、局所麻酔(通院)で行いますが、手術によっては精神鎮静法(少しボーとした感じで知らないうちに手術が終わる感じ)、全身麻酔(全く意識がない状態、入院が必要)などを行います。
その後、2回目の手術で歯ぐきの上に頭を出し、咬み合わせを作っていきます。
最終的に咬めるようになればメインテナンス期間に入っていきます。このメインテナンスでは、インプラントの状態のチェックと併せて残っている歯のチェックも行います。10年、20年インプラントでしっかり咬んでいくためには、最も重要なものです。メインテナンスを怠ると早期にインプラントがだめになってしまいます。
費用
御自分の歯と同じにインプラントで歯を作っていく場合は、1本目415,000円~で、2本目からは318,000円~です。この料金にはメインテナンス料金が含まれておりませんので、インプラントでちゃんと咬めるようになった時には必ずメインテナンス料金5年分50,000円をお支払いいただき、しっかりとメインテナンスに通っていただくようになります。
詳しいことは、口腔インプラント科の担当医にお聞きください。
インプラント治療にはブラッシングが重要
インプラント治療にはブラッシングが重要なのです。それは、残っている歯に歯周病があるとインプラントにも歯周病と同じ病気が現れ、インプラントをささえている骨がどんどん無くなってしまい、インプラントがグラグラして、だめになってしまいます。
朝日大学医科歯科医療センターインプラント科では、インプラント治療を始める前に徹底的に歯ブラシの使い方、歯の汚れの落とし方を指導します。歯ブラシをいいかげんにしてしまうと、20~30年使えるインプラントが、5~10年でだめになってしまうことが多いのです。
しっかりと指導を受けて、インプラントも、残っている歯も長生きさせるよう頑張りましょう。