歯学研究科の特色
博士課程
歯学研究科博士課程の教育理念は、建学の精神にのっとり、国際的視野を有し、高度な歯科医学的知識と医療技術を習得しながら、自立して研究活動を行い得る研究者の養成である。
本研究科は、最近の急速な科学技術の進歩と社会の変化に対応するため、2008年度にカリキュラムを改組し、新体制で臨んでいる。新カリキュラムでは、基礎、臨床の連携を高めた教育・研究指導等を行うことで、歯科医学における高度・先端的な考え方や臨床技法等について多面的かつ体系的に修得していくことができるようにしている。

また、国内外の著名な講師を招聘して特別講演会を行い新しい分野の知識の吸収に努めるほか、大学院生を積極的にティーチングアシスタントとして採用して教育者等になるためのトレーニングを積むなど、様々な支援を行っている。
教育課程においては、基本編制として2つのコースを設け、高度臨床歯科医及び研究者・教育者等の養成のための教育を行うこととしている。
- 高度口腔医療科学
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主に高度で最先端・専門的な医療を担う臨床歯科医を目指すコースとして、現在の歯科医学研究において特に注目される分野である「再生・再建」及び現在の歯科医療の基礎的かつ中心的分野となっている「機能発達・回復、保健」に関連した12の専攻科目により構成している。
明海大学・朝日大学歯科医師生涯研修(CE)のプログラムの一部を授業科目として取り入れている。徹底した臨床教育、研究指導を通じて、先端かつ高度な臨床知識、技能及びマインドの修得を図る。 - 口腔生命科学
- 主に教育者、研究者や優れた研究能力を有する歯科医師等を目指すコースとして、口腔機能学、口腔形態学のほか生体材料学に関連する9つの専攻科目により構成している。幅広く深い知識並びに研究遂行能力を修得するための教育研究を行い、大学教員等の教育者や研究者を目指す。
また、高度口腔医療科学においては、専門医や認定医の資格取得のための教育も行う。
研究指導においては、主専攻と副専攻それぞれの指導教員が、連携して研究指導を行い、創造的で優れた研究活動を行うこととしている。