教育目的
本大学留学生別科は、3つの教育目的の達成を図ろうとしています。
- 日本の大学・大学院に入学を志望する留学生に対し、大学における授業内容を理解するために必要な日本語を教授する。
- 日本の大学・大学院に入学を志望する留学生に対し、日本事情の学修を通して異文化理解、日本の社会規範を教授することで、日本の文化的・社会的背景の理解を深め、出身国との文化・生活習慣等の比較を通し、文化の相互理解を目指すとともに、留学生活が円滑に行われるよう準備教育を行う。
- 日本の文科系大学・大学院への進学を希望する留学生に対し、入学試験に必要な教科を教授する。
以上の教育目的を達成するため、それぞれの区分において体系的な日本語学習ができるよう授業科目の編成をおこない、必修科目の「日本語」科目はもちろんのこと、「日本事情」科目や「基礎教育」科目などの選択科目も充実し、日本の文化・社会について理解を深めることにより、日本での生活・コミュニケーションを円滑に進められるように指導しています。
日本語科目
日本の大学・大学院へ進学するために必要な日本語を身につけられるよう『文型・文法』、『口頭表現』、『文章表現』、『読解』、『聴解』、『総合演習』の6つの科目を設けています。また「日本留学試験」対策や「日本語能力試験」対策なども行っています。
主な使用教科書
『できる日本語 初中級 本冊』
『中級へ行こう 日本語の文型と表現55』
『タスクベースで学ぶ日本語 中級1』
『タスクベースで学ぶ日本語 中級2』
『できる日本語準拠 たのしい読みもの55 初級&初中級』
『大学で学ぶための日本語ライティング 中・上級者用日本語テキスト』
『留学生のためのアカデミック・ジャパニーズ聴解 中上級』
ほか
日本事情科目
日本の文化・社会への理解を深めるとともに、留学生自身が出身国との文化・生活習慣等の比較を通し、文化の相互理解を目指すことを目的として、 『異文化理解』、『日本の法律』、『日本の社会』、『日本の文化』、『日本の歴史』 の5つの科目を設け、法学部の専任教員等が講義を担当します。
基礎教育科目
大学・大学院進学に必要な基礎学力の向上をめざし、『数学』、『世界史』の科目を設けています。法学部・経営学部の専任教員が担当します。
カリキュラム
1年コース
授業科目 | 単位数 | 履修方法 | ||
---|---|---|---|---|
必修 | 選択 | |||
日本語科目 | 日本語B(文型・文法) | 5 |
ア. 日本語科目の選択科目 イ. 日本事情科目の必修科目 ウ. 日本事情科目又は基礎教育科目の エ. 特別演習科目を必要に応じて履修 合計32単位以上修得しなければならない。 |
|
日本語C(文型・文法) | 5 | |||
日本語B(口頭表現) | 1 | |||
日本語C(口頭表現) | 1 | |||
日本語B(文章表現) | 1 | |||
日本語C(文章表現) | 1 | |||
日本語B(読解) | 1 | |||
日本語C(読解) | 1 | |||
日本語B(聴解) | 1 | |||
日本語C(聴解) | 1 | |||
日本語B(総合演習) | 5 | |||
日本語C(総合演習) | 5 | |||
日本事情科目 |
日本事情Ⅰ(日本の文化) | 2 | ||
日本事情Ⅱ(日本の法律) | 2 | |||
日本事情Ⅲ(日本の歴史) | 2 | |||
日本事情Ⅳ(日本の社会) | 2 | |||
日本事情Ⅴ(異文化理解) | 2 | |||
基礎教育科目 | 数学 | 2 | ||
世界史 | 2 | |||
小論文指導A | 2 | |||
小論文指導B | 2 | |||
特別演習科目 | 特別演習A | 2 | ||
特別演習B | 2 | |||
特別演習C | 2 | |||
特別演習D | 2 |
1年半コース
授業科目 | 単位数 | 履修方法 | ||
---|---|---|---|---|
必修 | 選択 | |||
日本語科目 | 日本語A(文型・文法) | 5 |
ア. 日本語科目の選択科目 イ. 日本事情科目の必修科目 ウ. 日本事情科目又は基礎教育科目の エ. 特別演習科目を必要に応じて履修 合計48単位以上修得しなければならない。 |
|
日本語B(文型・文法) | 5 | |||
日本語C(文型・文法) | 5 | |||
日本語A(口頭表現) | 1 | |||
日本語B(口頭表現) | 1 | |||
日本語C(口頭表現) | 1 | |||
日本語A(文章表現) | 1 | |||
日本語B(文章表現) | 1 | |||
日本語C(文章表現) | 1 | |||
日本語A(読解) | 1 | |||
日本語B(読解) | 1 | |||
日本語C(読解) | 1 | |||
日本語A(聴解) | 1 | |||
日本語B(聴解) | 1 | |||
日本語C(聴解) | 1 | |||
日本語A(総合演習) | 5 | |||
日本語B(総合演習) | 5 | |||
日本語C(総合演習) | 5 | |||
日本事情科目 |
日本事情Ⅰ(日本の文化) | 2 | ||
日本事情Ⅱ(日本の法律) | 2 | |||
日本事情Ⅲ(日本の歴史) | 2 | |||
日本事情Ⅳ(日本の社会) | 2 | |||
日本事情Ⅴ(異文化理解) | 2 | |||
基礎教育科目 | 数学 | 2 | ||
世界史 | 2 | |||
小論文指導A | 2 | |||
小論文指導B | 2 | |||
特別演習科目 | 特別演習A | 2 | ||
特別演習B | 2 | |||
特別演習C | 2 | |||
特別演習D | 2 |
講義概要(シラバス)
シラバスはこちら
修了要件
- 1年コースは、別科に1年以上在学し、別科の定める授業科目のうち、32単位以上を修得した者に別科修了を認定します。
- 1年半コースは、別科に1年半以上在学し、別科の定める授業科目のうち、所定の授業科目48単位以上を修得した者に別科修了を認定します。