「学生諸君へ」大友学長からメッセージ
国際交流 |2012年05月28日
本学学生諸君へ
新学期が始まり、早2ヶ月が経過しました。夢を持って入学してきた1年生諸君、また夢の実現に向けて勉学やスポーツ、社会奉仕や就職活動に邁進する諸君にメッセージを送ります。
あの東日本大震災から1年が経ちました。
被災地へ目を向けますと、未だ34万余人の方が避難生活を強いられ、個人の生活再建はなお途上と言わざるを得ません。
津波によるがれき処理も大きな問題となっています。
一方、地震、津波による直接的な被害だけでなく、事故を起こした福島第一原発の管理や廃炉までの道のり、周辺地域の除染、中間貯蔵施設の設置、被災者に対する長期的な健康管理、そして脱原発から再生エネルギーの普及促進など解決すべき問題が山積しています。
世界経済に目を転じますと、ギリシャに端を発したユーロ圏債務危機の出口が見えません。同国に続きスペイン、ポルトガル、イタリアなど南欧諸国へと波及し、これら重債務国の国債を大量に保有する欧州銀行が危機に陥ることによる「第2のリーマン・ショック」到来のリスクが増してきました。債務危機に政治混乱が加わりユーロ離脱さえ議論されているギリシャ人の姿を見ますと、民主主義発祥の地における「民主主義の限界」を感じざるを得ません。
学生諸君においては今日与えられた環境に感謝し、どうか焦らずにじっくりと自己研鑽に努めてください。
勉強は、地道な努力の積み重ねです。近道はありません。
先の見えにくい時代だからこそ、普遍的な本学の「建学の精神」を胸に、それぞれの分野で専門的な学問を積み、明日の復興の担い手となることを、そして近い将来、諸君らが新しい日本を創っていくことを願ってやみません。
さて、去る5月20日にグーグル社のEric Emerson Schmidt会長が米国ボストン大学の卒業式に招かれ、卒業生に祝辞を述べました。本学スタッフの協力により和訳文を掲載しますので、時間のある時に是非ともご一読ください。
英語力に自信のある方はこちらのサイトを。
http://www.bu.edu/today/2012/google-eric-schmidt-to-graduates-be-the-adorer-of-life/
さあ、熱い(暑い)夏に向けて、諸君の更なる飛躍を祈っています。
【ボストン大学卒業式 Eric Emerson Schmidt会長祝辞 日本語和訳はこちら】
2012年5月28日
学長 大友 克之

