2016年 学長年頭所感
国際交流 |2016年01月01日
朝日大学 学長 大友克之
知の拠点として
謹んで新年のお慶びを申し上げます。
昨年は戦後70年という節目を迎え、多くのことを考える機会となりました。隣国の南シナ海を中心とした海洋進出、沖縄県辺野古への新基地建設が進むなか、9月には平和安全法制整備法、国際平和支援法の2法が成立、公布されました。先の大戦体験者の声が風化していくのではと危惧されます。世界に目を転じますとパリでの同時多発テロは世界中を震撼させ、あらためてシリア、イラクを中心とした中東地域の液状化を象徴する出来事となりました。
そんな中、多くの先生方にご来学いただきました。外務省北米局中村仁威氏、国際協力機構タンザニア事務所長瀬利雄氏、ペシャワール会現地代表中村哲氏らから国際情勢について、三重大学朴恵淑教授、富士常葉大学杉山涼子教授、國學院大学菅井益郎教授、中部電力岐阜支店様らから資源・環境問題について、さまざまな角度から教授いただきました。西濃運輸様、濃飛倉庫運輸様、大和証券様には実学を身につけるため寄附講座をご提供いただきました。
国際交流では、海外協定校との相互派遣を継続するとともに、あらたに南アフリカ共和国のウェスタンケープ大学歯学部、米国タフツ大学歯学部と交流協定を締結しました。30年以上にわたり交流を継続している北京大学口腔医学院からの教員・学生の受け入れについては2015年度、科学技術振興機構が主管する「日本・アジア青少年サイエンス交流事業-さくらサイエンスプラン」に採択されました。また多年にわたり交流を支えてこられたUCLA歯学部Henry H. Takei教授、北京大学口腔医学院張震康名誉院長に本学より名誉博士号を授与いたしました。その他、南アフリカ大使館ペコ大使、駐名古屋中国総領事館葛総領事、米国名古屋領事館コバチーチ首席領事らとの間で、積極的な意見交換を行いました。
「国際未来社会で活躍し得る人材の育成」を建学の精神に掲げる本学では、本年も激変する内外の情勢を学生諸君に正確に伝え、議論し、自分なりの意見をもつことを進めていくとともに、知の拠点としてさまざまな機会を通じて地域社会へも発信し続けて参りたいと考えております。
本年もご指導のほど、よろしくお願い申し上げます。
2016年元旦