朝日大学公開講座2017〔第2週〕を開催しました!
講座 |2017年09月12日
2017年9月9日(土)、瑞穂市総合センター サンシャインホールにおいて、朝日大学公開講座2017〔第2週〕が「「夏目漱石『こころ』を開いて」」をテーマに、文豪・夏目漱石が昨年に没後100年、今年が生誕150年を迎えるというメモリアルイヤーであることを受け、特に代表的な後期三部作のひとつであり、高等学校の国語教育において長年取り上げられている「こころ」に焦点を当て開講した。
はじめに、石原千秋氏(早稲田大学教育学部教授)から、「近代文学を作った漱石の『こころ』」と題し、漱石の作品中に描かれている主人公像について、漱石の作家人生と当時の歴史的な経緯、近代文学における「個人主義」の尊重について解説があった。
続いて、姜尚中氏(熊本県立劇場館長兼理事長、東京理科大学特命教授)から「伝える力」と題し、留学先で心を病んだがゆえにさらに研ぎ澄まされた漱石の感性やその魅力、そして作品に込められた漱石からのメッセージについて語られた。
さらに、今回の公開講座の一環として岐阜県内の高校生を対象に実施した読書感想文コンクールの審査結果の発表があり、優秀作品として選ばれた高校生によってその作品が読み上げられた。引き続き行われたシンポジウムでは、石原千秋氏、姜尚中氏、今回の読書感想文コンクール審査委員長である本大学経営学部米田真理教授、そして最優秀賞及び優秀賞を受賞した高校生4人が登壇した。「こころ」の登場人物に自身を投影し、作品から読み取られた意見が交わされると、現代の若者たちが『こころ』という作品を通じて漱石の”こころ”に共感している様子が伺え、受講者らは熱心に耳を傾けていた。
また、今回のコンクールの総評として、審査委員会顧問 吉田豊氏(元岐阜県教育長)から応募された作品に込められた「こころ」について熱い思いが語られた。
なお、講座の開講に先立ち、同センターあじさいホールにて読書感想文コンクールの表彰式が執り行われ、受賞者のみなさんに本大学学長大友克之から賞状と副賞が授与された。
受賞者は、下記のとおり。
最優秀賞 金森 千欧里 岐阜県立揖斐高等学校(3年)
最優秀賞 北倉 碧 岐阜県立大垣北高等学校(1年)
優秀賞 國居 千夏 岐阜県立岐阜商業高等学校(2年)
優秀賞 嵯峨 康輔 岐阜県立岐阜商業高等学校(2年)
優秀賞 藤田 彩未 鶯谷高等学校(2年)
審査員特別賞 波多野 日和 岐阜県立岐阜商業高等学校(1年)
審査員特別賞 野口 愛日 岐阜県立可児高等学校(1年)
朝日大学では、地域社会における知の拠点として大学の使命を果たすべく、社会環境・社会情勢からのニーズに応じテーマを選定し、今後も公開講座を展開して参ります。