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朝日大学公開講座2020「日本一を目指して~打撃の極意~」を開催!

講座 |2020年12月11日

 2020年12月8日(火)、ぎふ清流文化プラザにおいて朝日大学公開講座を開催しました。この講座は、本大学の日頃の教育研究の成果を幅広く一般公開することで地域のみなさまに広く学習の機会を提供し、地域社会における“知の拠点”としての使命を果たすことを企図し毎年開催しているもので、岐阜県が推進する日本一プロジェクトを担う岐阜県野球協議会との共同開催で2019年度に引き続き、現在の中学生が高校生となった際の高校野球全国優勝を目指し、打撃力強化と日本一を目指す意識の醸成を目的として、専門的・実践的なコーチングを行うべく、ぎふベースボールアカデミー「日本一を目指して~打撃の極意~」をテーマに実施したものです。

 はじめに、中日ドラゴンズで巧打の内野手として活躍し、ミスタードラゴンズと評される野球評論家の立浪和義氏と、同じく野球評論家で元読売ジャイアンツで監督も務めた高橋由伸氏によるトークが本学客員教授で岐阜県野球協議会理事長の後藤寿彦氏によるコーディネイトのもと行われ、中学生時代の練習方法や経験談、バッティングにおいて大切なことについてフォームの実演を交えながら熱く語られました。

 続いて、会場の特設バッティングゲージ内では、中学生打者3名が実際にバッティングを行い、打球の方向と速度、距離、回転数、バットの軌道などを計測する最新機器を用いて分析がなされ、本学経営学部林准教授によるバッティングの「数値化」に基づき解明される傾向と対策についての解説と立浪氏、高橋氏の一流の技術が示す「実践知」によるコーチングの成果が明らかになると、客席から賞賛の拍手が送られた。

 最後に上達の近道として、立浪氏からは「自分の課題を見つけ、それと向き合って根気強く毎日続けることが大切」、また、高橋氏からは「今回のような計測データとこれまでに先輩方が蓄積してきた経験や方法をうまく利用しながら練習に励んで欲しい。理解するだけでなく、積極的に実践に取り込んで」と受講者にメッセージが語られ、サインバットやボール、書籍のプレゼント抽選会が行われ、コロナ禍に伴い収容定員の約半数に入場者数を制限され会場内で約220名の観客は大いに盛り上がりました。