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2021年学長年頭所感

お知らせ |2021年01月01日

ポスト・コロナの世界を創造する

朝日大学 学長 大友克之

 あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

 昨年は、新型コロナウイルス感染症との戦いに終始した一年でした。2月に、健康スポーツ科学科の短期海外研修先であるハワイ大学マノア校を宮田理事長と共に訪れたときには、すでにオアフ島でも感染が拡がりつつありました。

 日本国内での第一波を受けて卒業式、そして入学式を分散開催としました。盛大な式典で卒業生を送り出す、また教職員や在校生とともに新入生を迎えることが出来なかったことを誠に申し訳なく思っております。

 「学生の学びを止めない」ことを合言葉に、教職員が一丸となって新年度からの授業準備を進め、4月より遠隔授業の配信を開始しました。従来型の対面授業と比較すると、学生、そして教員の満足度が低かった部分もありましたが、一方で、時間と場所を選ばない学修のスタイルは、新しい教授法の開発へとつながりました。

 5月末に緊急事態宣言が解除され、6月より医療系の学部を中心に、対面授業や実習を再開するとともに、家計が苦しくなった学生への経済的支援にも即応いたしました。

 

 秋にはオンライン会議システムを利用して、テキサス大学や北京大学、メキシコ州立自治大学といった海外の提携大学との交流活動を再開し、学生諸君に笑顔が戻りました。

 一方、附属医療機関のスタッフは、今この瞬間も、高い専門性と医療人としての誇りを持ってコロナウイルスと戦い、市民の健康を守り続けています。彼らの倫理感と勇気に、学長として敬意を表したいと存じます。

 朝日大学は今年、創立50周年を迎えました。もう一度、教育の原点に立ち返り、「学生の学びを止めない」、そして「地域医療を守る」ため、努力を続けてまいります。明けない夜はありません。皆さんと共に、ポスト・コロナの世界を創造していきましょう。