「水俣学」をテーマに「建学の精神と社会生活・リベラルアーツ」講義を実施!
お知らせ |2023年06月12日
法学部・経営学部の初年次教育として実施している「建学の精神と社会生活・リベラルアーツ」第8回講義を2023年6月8日(水)に行いました。今回は、「水俣学」をテーマとして、熊本学園大学社会福祉学部、水俣学研究センターの花田昌宣シニア客員教授を講師に迎え、60 年以上にわたる水俣病の歴史と対策の積み重ねと環境都市について考えました。
「水俣病事件と水俣病学の試み 地震災害:被災者の視点」と題して講演が行われ、水俣病の発生から社会的背景、水俣病がもたらした弊害、そして、公害都市からの脱皮と創造的なまちづくりについて解説いただきました。また、2016年4月に相次いで発生した熊本地震の際、いち早く支援に取り組んだ熊本学園大学の事例として高齢者や障害者も含め地域住民を広く受け入れ可能としたインクルーシブな災害避難所運営を例に挙げながら、「水俣学」は失敗に学び、将来に活かす学問の新しいモデルケースであると語られました。


