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　2023年8月3日(木)に、本大学6201講義室において、中学生を対象とした「ジュニア・ロースクール」を開催しました。これは、本大学法学部・大学院法学研究科と岐阜県弁護士会との学術交流協定に基づく連携事業の一環として、裁判体験学習を通じ、「法」を活用し問題解決を図るための判断力や法の意義を理解する思考力を養う学習機会の提供という地域課題に対し、「知の拠点」としての社会的使命を果たすことを目的として実施しているもので、今回で14年目を迎えました。
　今回は、講義担当の弁護士から刑事裁判の仕組みや用語解説の講義に続き、参加者を代表し9名の中学生が裁判官、検察官、弁護人をそれぞれ3名ずつ担当し、架空の「窃盗事件」を題材としたシナリオで本物の裁判さながらに模擬裁判が繰り広げられました。模擬裁判の後には、参加者が12グループの評議体に分かれ、それぞれに有罪・無罪の判断に傾くそれぞれの事情を各自で考えた後、提出された証拠から争点の整理、各証拠の検討、考慮すべき事情を踏まえ評議を行い、判決とその理由を発表しました。
　閉講式では、岐阜県弁護士会神谷慎一会長から代表生徒に受講証書が手渡され、終了後にはコーディネーター役の弁護士から全員に受講証書が授与された。また、昼食を兼ねた懇親会を行い、参加者らは料理に舌鼓を打ちながら弁護士との親交を深めたり、6号館7階「模擬法廷」を見学し弁護人席や検事席に座ったり、記念撮影したりしながら法廷の雰囲気を味わいました。