本大学教員の論文が海外の学術雑誌に掲載されました。
お知らせ |2023年09月04日
本大学歯学部小児歯科学分野 齊藤一誠教授、海原康孝准教授らによる論文が、国際学術雑誌「Archives of Oral Biology」に掲載されました。
本論文は、お口の体操の一つである「あいうべ体操」による、子どもの“お口ぽかん”(口唇閉鎖不全と言います)に対する効果を明らかにしたという内容になっております。
具体的には、1年間「あいうべ体操」をしたグループでは、していないグループよりも口元が引き締まることが判りました。また、唇を閉じる力(口唇閉鎖力と言います)が弱いお子さんでは、「あいうべ体操」をしたグループの方が唇を閉じる力はより大きくなっていて、さらに口元も引き締まっていることが判りました。
今後も子どものお口の機能に関する研究や治療・訓練効果の検証を進めることで、子どもの健やかな成長発育を支援していきます。
[掲載された論文]
Lip and facial training improves lip-closing strength and facial morphology
(口唇ならびに顔面の筋トレーニングは口唇閉鎖力と顔貌形態を改善する)
著者:稲田絵美、海原康孝、野上有紀子、村上大輔、窪田直子、辻井利弥、清川裕貴、澤味 規、山本祐士、伴 祐輔、奥 陽一郎、奥 猛志、齊藤一誠
doi: 10.1002/cre2.490. Epub 2021 Sep 9
[詳しい研究内容について]
子どもの“お口ぽかん”に対するお口の体操の効果を明らかに