北京大学口腔医学院一行を受入れ!!
国際交流 |2023年11月30日
2023年11月19日から25日まで、本学は国立研究開発法人 科学技術振興機構(JST)が行う日本と世界の科学技術の発展と青少年の交流を目的とし、日本の科学技術分野での最先端技術を紹介するため、世界の優秀な青少年を短期的に招へいしている交流事業「さくらサイエンスプログラム」の支援を受けて、北京大学口腔医学院(PKUSS)の研修生一行(教員2名、学生4名、歯科専門看護師3名)を受入れました。
新型コロナウイルス感染拡大以降、オンラインでの交流経験はありましたが、今回、4年ぶりのPKUSSからの受け入れに、本学関係者の喜びもひとしおでした。
一行は、中部国際空港 セントレアに到着後、翌日から、本プログラムの研修テーマ「超高齢化社会における歯科医療とAIおよびVR技術の活用法」を基に、歯科医学に係る研修だけでなく、異文化も体験することで、両国の理解を深めました。
学内研修では、講義の受講やバーチャルシミュレーション(Simodont®︎やSIMROID®︎)の体験実習を行いました。特に、SIMROID®︎を使った実習では、ロボットに触れたり、話しかけたりし、治療を受ける側の負担を考えながらの治療を学修しました。
また、学外研修として、岐阜県セラミックス研究所の訪問では、試験研究機関について学び、関市の刀鍛冶伝承館では刃物伝統を体感し、日本文化について理解を深めることができました。
今回、中国での歯科衛生士育成に特化した研修も並行して実施しました。PKUSSの歯科専門看護師3名は、本大学附属歯科衛生士専門学校にて日本の歯科衛生士制度に関する講義を受講。高齢者シュミレーター(マナボット®)を使用した口腔衛生管理実習を通じて、予防歯学の重要性が高齢化社会における課題解決のための鍵となることを学びました。
さらに、大友学長の案内で駐名古屋中国総領事を表敬訪問。一行は楊総領事に日本での研修についての成果や報告を行うと、楊総領事からは日中の協働について励ましのお言葉を頂戴しました。
東京へ移動後は、株式会社ジーシーを訪問し、最新のデンタルユニットの見学や講義を受講。さらに、姉妹校明海大学の訪問では、学内見学や講義を受講し、歯科分野における日本の最先端技術に関する専門知識を深めました。
本学は、今後も一層北京大学口腔医学院との友好発展を期待し、日中両国の将来へ続く歯科医学領域の発展に寄与してまいります。