「さくらサイエンスプログラム」でチェンマイ大学看護学部からの研修生を受入れ!!
国際交流 |2024年07月09日
2024年7月1日から6日まで、日本と世界の科学技術の発展と青少年の交流を目的とし、日本の科学技術分野での最先端技術を紹介するため、世界の優秀な青少年を短期的に招へいしている交流事業「さくらサイエンスプログラム」(国立研究開発法人 科学技術振興機構(JST))の支援を受けて、タイ王国のチェンマイ大学看護学部の研修生一行(教員2名、学生7名)を受入れました。
保健医療学部看護学科とチェンマイ大学看護学部は、2022年4月に学術交流協定を締結しました。
また、2024年1月には、宮田理事長、大友学長らがチェンマイ大学を訪問し、学長、看護学部長らと懇談するなど交流を重ねてきたことから、今回「さくらサイエンスプログラム」に申請し、採択になりました。本学におけるタイ王国の研修生受け入れは初めてです。
一行は、7月1日に中部国際空港に到着後、本学に移動し、自己紹介やオリエンテーション、本学看護学科学生との交流等を行いました。来日中は、本プログラムの研修テーマ「高齢社会における日本の地域包括ケアシステムと医療提供体制を学ぶ」を基に、次のとおり看護に係る研修および異文化体験を行いました。
本学での学内研修として、看護技術の演習で日本における看護技術の一つとして足浴の演習を本学の学生と合同で実施したほか、高齢者を実際に体験できるモデル用器具を装着して高齢者の体験実習を行いました。
学外研修として、朝日大学病院にて地域包括ケア病棟での患者対応の見学、巣南リハビリセンターにて介護老人保健施設の高齢者に対するケアの見学、瑞穂市社会福祉協議会にて地域で暮らす高齢者の支援システムの学修を行いました。
帰国前日には関西へ移動。大阪整形外科病院にて超高齢者に対する外科的治療と術後のリハビリテーションの重要性を学び、洛和会音羽病院にて、認知症治療病棟で認知症のケアの学修を行いました。
チェンマイ大学の研修生は、各研修先で積極的に質問をする姿がみられ、研修の終わりには、必ず学生代表からお礼の言葉が述べられました。
一行は、無事に全日程のプログラムを終え、当初の予定どおり、7月6日に帰国の途につきました。
本学は、今後も一層両大学との友好発展を期待し、日本とタイ王国の看護学領域の発展に寄与してまいります。