2024年度看護学科短期海外研修(中国・北京)を開催!
国際交流 |2025年03月18日
2025年3月3日(月)から3月7日(金)の日程で、保健医療学部看護学科の学生4名、横田看護学科准教授及び田口国際化推進室員が北京大学看護学院を訪問し、研修を行いました。
北京大学看護学院は、1984年に中国で初めて看護領域の大学教育機関として設置され、修士課程も設けられている中国でトップクラスの大学です。本学看護学科は、2019年に北京大学看護学院と学術交流協定を締結して以来、共同研究やオンライン交流、同大学の学生・教員の受入れ等を通じて積極的に交流を深めており、この度初めて看護学科の学生を同大学へ派遣しました。
訪問した北京大学看護学院では、Shang Shaomei看護学院長をはじめとする教職員や学生と面会しました。交流会で学生たちは、北京大学看護学院のZhang Jinyu先生が行う看護学院の紹介に熱心に耳を傾け、事前に準備してきた本学看護学科の説明や自己紹介を行うなど、相互理解を深める貴重な機会を得ました。
研修の目的である病院視察では、北京大学人民病院と北京大学口腔医学院を訪問しました。北京大学人民病院では、Li Xiaodan看護副部長から病院概要や中国の看護システムについて説明を受けた後、院内を見学しました。特に、病室内に掲示してあるQRコードを読み取ると、退院後の生活指導に係る動画を視聴できるサポートについて本学学生は関心を示していました。
また、北京大学口腔医学院では、Yang Yue看護部長やWang Chunli看護部副部長から口腔医学院での看護師の業務について説明を受け、VIP専用の診療室を見学しました。口腔外科病棟では、手術後の患者さんの病室を見学し、口腔外科治療後のケアについて、それぞれ説明を受けました。学生らは、中国の医療システムや入院中のケアに係る看護実践について多くを学ぶことができました。
今回の研修では、大学や病院見学に加え、故宮博物館や万里の長城を訪問しました。故宮博物館では中国の伝統的な美術や建築様式に触れました。また、万里の長城では、その壮大さと歴史的背景に圧倒され、古代の人々の知恵と努力を実感しました。
全日程を通して研修に同行した北京大学看護学院の学生の中には、昨年3月に本学で研修を受けた学生もいました。1年ぶりの再会を果たすことができ、学生間交流をより一層深めることができました。
学生たちは異文化理解の重要性を再認識し、今後の看護実践においても多様な価値観を尊重する姿勢を培う力をつけました。
看護学科は建学の精神に立脚し、今後さらに海外の大学と交流を深めていきます。






