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北京大学看護学院から短期海外研修生を受入れ!

国際交流 |2025年07月16日

 

 2025年7月7日(月)から10日(木)、保健医療学部看護学科と学術交流協定を締結している北京大学看護学院の大学院生2名(Tao Liuさん及びWenjing Liuさん)を短期研修生として受け入れました。

 本研修プログラムは、北京大学看護学院のShangShaomei学院長から、学生に摂食嚥下に関する専門的知識を習得させたいとの要望を受け、実現したものです。中国においても日本と同様に高齢化が進行しており、摂食嚥下領域における研究の促進が強く期待されています。

 2名は中部国際空港に到着後、訪中経験又は訪中予定の本学学生とともに、日本文化に触れる異文化交流活動を行いました。

 研修2日目には、本学併設医療機関の朝日大学病院において、歯学部摂食嚥下リハビリテーション学の谷口裕重教授による日本における摂食嚥下に関する講義を受講し、当該分野における多職種連携の重要性について理解を深めました。さらに、摂食嚥下機能評価や精密検査の実施状況、入院患者への食事指導の様子を見学し、患者の状態に応じたリハビリ食の試食、歯科衛生士による訓練の見学、並びに口腔機能回復を目的とした電気刺激機器の体験を通じて、積極的に学ぶ姿勢が見受けられました。

 研修3日目には、同病院にて歯学部摂食嚥下リハビリテーション学の多田瑛助教から、摂食・嚥下に関わる構造(解剖学的)と機能(生理学的)について、また、藤井薬剤師から、薬剤師の視点による摂食嚥下リハビリテーションに関する講義を受講し、多角的な視点から知識を深めました。午後には近石病院にて研修を行い、同院が運営するカフェにて嚥下食の実践的な学習を行い、病院内では、精密検査の様子や歯科衛生士による口腔機能検査の見学も実施されました。大学病院とは異なる民間病院ならではの地域密着型医療の実践的な取り組みについて理解を深め、特に、地域住民の健康維持・増進を目的とした予防的介入や、医科・歯科・介護分野の連携による包括的なケア体制の重要性について学びました。

 Taoさんは中国においてAIを活用した音声分析による嚥下障害の早期発見に関する研究を、Wenjingさんは歯周炎予防に関する研究をそれぞれ行っていることから、研修最終日となる4日目、両名は朝日大学において、別の研修を受けました。Taoさんは、高齢者シミュレーター(マナボット®)を用いた実習を通じて、口腔衛生管理及び予防歯学の重要性について理解を深めました。また、Wenjingさんは、歯周病科における歯科衛生士の口腔ケアの様子を見学し、中国にはない「歯科衛生士」の役割や専門性について学びました。

 両名は4日間にわたる研修を無事に修了し、帰国の途につきました。

  本学は建学の精神に則り、今後も北京大学看護学院との友好関係を一層深め、日中両国の将来にわたる歯科医学領域の発展に寄与してまいります。