2026年学長年頭所感
お知らせ |2026年01月01日
混沌とした世界情勢のなかで
朝日大学 学長 大友克之

あけましておめでとうございます。
昨年を振り返りますと、昭和百年、戦後八十年という節目に立ち、朝日大学としてさまざまな発信をいたしました。6月には大野町、揖斐川町、池田町の3町長をお迎えして「地方自治は民主主義の学校-今こそ市町が抱える諸問題を語り合う」と題するタウンフォーラムを開催しました。そして秋の公開講座では、齋木昭隆元外務事務次官、角茂樹元駐ウクライナ特命全権大使の両氏をお招きして、激変する世界情勢を学ぶ機会を提供したり、八神純子さんと本学吹奏楽部とのウクライナ支援チャリティーコンサートを開催し、市民の皆さんとともに平和の意義について考えました。
学びの成果の可視化という点では、歯科医師、看護師、歯科衛生士といった国家資格の取得において高い合格率を維持し、卒業生の多くがそれぞれ地域医療に貢献をしております。また、昨年4月に新設した救急救命学科には事前の予想を上回る多くの受験生が集まり、ここ東海地方での四年制大学での専門的な学びに対して高い期待が寄せられております。さらに、昨年末に発表された公認会計士試験では経営学部の現役学生11名が合格を果たしました。岐阜県商業高校校長会との連携協定に基づき高校3年間+大学4年間の計7年間の学びを通じて高度な会計人材を育成するというプロジェクトを通じて、総勢81名が難関の公認会計士試験を突破しております。
国際化は本学の建学の精神を構成する大きな柱のひとつですが、近年、「世界の不確実性」が確実に高まっています。ドナルド・トランプ大統領の2期目、いわゆるトランプ2.0を迎えて、米国は戦後国際秩序からの離脱、自由貿易の否定、保護主義、国益第一の外交へと転換を図り、国内では分断も深まっています。こういった動きに対して、我が国も自国の自律性を強化するとともに、食糧・エネルギー安全保障の重要性を含めて自由と民主主義といった価値観を共有できる国々との連携をより深めていくフェーズにあります。
混沌とする内外情勢を見極めつつ、私ども朝日大学は、引き続き国際未来社会で活躍し得る視野の広い人材の育成に努めて参ります。本年もご理解とご支援のほど、よろしくお願い申し上げます。