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元最高裁判所判事 横田尤孝先生によるアクティブラーニングを実施!

お知らせ |2026年01月07日

 2025年12月18日(木)、法曹三者(検事、判事、弁護士)全てを経験された横田尤孝先生をお招きし、アクティブラーニング形式で授業を実施しました。横田先生による講義は2023年10月以来2度目で、今回は法学部の島ゼミ、平田ゼミ、武藤ゼミ、𠮷岡ゼミによる2・3年生の合同ゼミとして行いました。

 講義の前半は、横田先生の経歴のご紹介の後、法曹の仕事について島ゼミの学生から発表を行い、続いて、学生から横田先生への質問にお答えいただく形で進行しました。 「なぜ、法学や法曹に興味を持ったのか」「転勤先の地域による違いは」「冤罪事件をなくすためには」「検事の優れた捜査能力とは」「保護局や矯正局長になったことで考え方が変わったか」「裁判官時代の事件で印象に残っているもの」「法曹の仕事を通じて意識していたこと」「(横田先生のご趣味の)好きな仏像について」など、様々な質問に丁寧にお答えいただきました。

 また、後半の90分は座談会形式で自由に質問やお話を伺う時間を取りました。「判決文の書き方」「虐待経験のある被疑者・被告人に対する量刑」「起訴と不起訴の判断」「法律の勉強の仕方」「ストレス解消法」など、横田先生の穏やかなお人柄に緊張もほぐれ、幅広い質問が寄せられました。

 横田先生からは、一人の人間ができることは小さく、人と人とのつながりがあって初めて大きな仕事を成し得ること、人と出会うためには、日々誠実に自分がやるべきことをやり遂げることが大事であること、人生のどこかの時点での「何か」(人や芸術やスポーツなど)との巡り合いが自分の人生を変えることがあること、そのような出会いを大切にしてほしいという言葉をいただきました。そして、ヴィクトール・フランクルの『夜と霧』を紹介され、絶望しかない人生の中で人生に何の意味があるかを考え続け、それでもなお、絶望の先に希望があり、誰か・何かが自分を待っていることを信じること、何があっても人は生きるに値するのだということを、ご自身の人生とも結びつけながら静かにお話しくださいました。

 学生にとっては、授業や教科書からだけでなく、検事や判事という実務経験に基づくお話の中で法を考え学ぶ貴重な機会になり、また、横田先生のご経験から紡ぎ出されるお言葉を一人ひとりが受け止める得難い時間となりました。