”足尾銅山鉱毒事件と田中正造”をテーマに「建学の精神と社会生活・リベラルアーツ」講義を実施!
法学部 |2024年07月16日
法学部及び経営学部の初年次教育として開講している「建学の精神と社会生活・リベラルアーツ」第15回講義を2024年7月10日(水)に実施しました。今回は「建学の精神が求める人間的知性②:足尾銅山鉱毒事件と田中正造」と題し、本大学客員教授で國學院大學名誉教授でもあられる菅井益郎先生を講師にお迎えして、近代日本初の公害事件である足尾銅山鉱毒事件と田中正造らによる鉱毒反対運動について詳説いただきました。
講義では、映像を交えながら日本経済の急速な発展に伴い起こった公害の歴史、環境と資源、エネルギー問題について現代における課題について提起され、公害は「公益」を「害する」ことであるとし、利害関係も理解の上で鉱業条例に基づき足尾銅山の鉱業停止を要求した田中正造の姿から「人権」と「環境」、そして「公共の福祉」の在り方について語られました。


初年次教育として朝日大学の使命、目指す人材育成ついて知ってもらい、キャリア形成に資することを目的として開講した2024年度『建学の精神と社会生活・リベラルアーツ』の講義は、本日をもって全15回の講義が実施されました。