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　初年次教育として開講している「建学の精神と社会生活・リベラルアーツ」の法学部法学科、経営学部経営学科の第10回講義を2024年6月12日（水）に実施しました。今回は「建学の精神が求める創造性：SDGsと環境問題～食卓から考える世界～」と題し、岐阜新聞社社主で代表取締役、また岐阜放送取締役会長で環境・廃棄物コンサルタントとして活動されている杉山涼子先生を講師にお迎えし、環境問題について考えました。
　講義では、身近な「食品ロス」の削減を例に挙げ、国際的な開発目標であるSDGsの目的、成り立ちや達成状況、経済発展とSDGsウォッシュに対する規制について最近の動向について解説されました。また、プラネタリー・バウンダリーやエコロジカル・フットプリントといった各種指標から見える地球環境の現状に鑑み、鳴らされている警鐘は非常に危機的なものであるとし、持続可能で多様性と包摂性のある社会を目指して、私たちができることは何か、一人ひとりが自分ごととして捉え、まずはできることから始めようと語られました。