保健医療学部看護学科 特別講演会を開催しました!
保健医療学部 看護学科 |2024年09月13日
2024年9月11日(水)に、6号館6201講義室において、看護学科2年生、4年生を対象に保健医療学部看護学科特別講演会を開催しました。
宮﨑千惠婦人クリニック院長、本大学客員教授 宮﨑千惠氏を講師としてお招きし、「正しい知識を持って自分の身体は自分で守ろう~生命の大切さ~」をテーマにご講演いただきました。
宮﨑先生は久留米大学を卒業後、岐阜大学医学部附属病院、岐阜市民病院の勤務を経て、1980年に宮﨑千惠婦人クリニックを開院されました。岐阜地区女医会会長、岐阜市医師会性教育委員長、岐阜県産婦人科医会会長等の要職を歴任され、現在も一般社団法人医療政策を提言する女性医師の会の代表理事としてご活躍されています。
講演の前半では、女性の身体と妊娠の仕組みについて、画像を提示しながら分かり易く話して頂きました。性に関する情報をSNSやインターネットから入手することが増えたため、性というものを誤解される傾向にあるが、性という文字は心という字に生命(いのち)と書くように、いやらしいものではなく「非常に神聖なこと」だとご説明いただきました。
その後、妊娠に係る女性の社会的な現状を具体的なデータを用いて説明いただきました。日本は諸外国と比較し望んでいない妊娠の確率が高い状況があり、それを避けるためにも性に対する知識を高め自分の将来の人生設計を考える必要があると述べられました。
講演の後半では、梅毒・クラミジア・AIDSといった性感染症のことや、性感染症によって発症する可能性の高い子宮頸がんについて触れ、子宮頸がんの発症の予防に大きな効果を持つHPVワクチン接種の重要性を強く訴えられました。
今回の特別講演会は、看護学生にとって身体の仕組み、妊娠、女性を取り巻く環境、性感染症など、女性の身体に関わる知識を深めるとともに、セルフメディケーションについて考える貴重な機会となりました。