看護学科1・2年次生 特別講演「B型肝炎被害者の声を聞く」を開催!
保健医療学部 看護学科 |2026年02月02日
2026年1月29日(木)、5号館513講義室において、全国B型肝炎訴訟名古屋弁護団の安井典高弁護士及び全国B型肝炎訴訟原告団のK氏(個人情報の関係から、氏名は非公表)を講師に招いて、保健医療学部看護学科特別講演「B型肝炎被害者の声を聞く」を実施しました。
安井弁護士から、B型肝炎(ウイルス性肝炎)について、1948年から1988年の約40年の間、集団予防接種の際に注射器(注射針または注射筒)が使いまわされていたことによる感染が多いという、事実に加え、B型肝炎ウイルスは飛沫感染・空気感染ではなく、血液や体液を介して感染すること、感染予防のために、基本となる標準予防策を実行することが重要であることについてご教示いただきました。またB型肝炎被害者の中には、医療従事者からの心無い発言や、何気ない行動によって傷ついた経験を持つ方がいること、またそのような差別を恐れるあまり自分の病気を打ち明けることに恐怖を感じることがあるという状況について説明していただきました。
K氏からは、B型肝炎を発症したことが判明した経緯や、病気を公表することで差別を受けるのではないかという心理的な恐怖など、実際に経験した状況について包み隠さず伝えていただきました。最後に、患者への向き合い方について、「特別扱いをするのではなく、普通の患者に対する心遣いを持って接してほしい」という、医療従事者を目指す学生たちに向けてのメッセージをいただきました。
今回の特別講演は、B型肝炎患者のおかれている状況を学ぶことができ、医療従事者を目指す学生にとって医療倫理や人権、患者に対する向き合い方について考える貴重な機会となりました。

