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室伏由佳氏を講師に迎え、「建学の精神と社会生活・リベラルアーツ教育」で講義を実施!

保健医療学部健康スポーツ科学科 |2024年06月06日

 初年次教育として実施している「建学の精神と社会生活・リベラルアーツ教育」第8回講義を2024年5月29日(水)に行いました。

 室伏由佳氏を講師にお迎えし、保健医療学部健康スポーツ科学科の1年生を対象に、「競技スポーツ経験者から学ぶ メンタル」をテーマに掲げ、競技者が実力を発揮するための心と体の整え方について講義をいただきました。

 室伏氏は、2004年に行われたアテネオリンピックにおいて、陸上競技女子ハンマー投げに日本代表として出場されており、現在は、順天堂大学スポーツ健康科学部/大学院スポーツ健康科学研究科スポーツ医学アンチ・ドーピング研究室の先任准教授として、アンチ・ドーピングやスポーツ心理学分野の教育研究を行っておられます。また、アスリート時代に経験した慢性腰痛症や婦人科疾患の経験を通して、アスリートとスポーツ医学の繋がりなどについて講義や講演活動をされています。

 講義では、大会前に重要となるメンタル面の準備として、継続してきたスポーツ活動の蓄積やトレーニングプログラムの改良に費やした時間、また、考えられた栄養摂取と適切な休息が重要であると説明をされました。

 更に、パフォーマンスを発揮するためには、大会本番で重要となるメンタル面の準備を長期的に行うことが重要であること、また、そのパフォーマンスの発揮や心理コンデイションに影響を及ぼす心的問題への対応として心理的スキル向上のトレーニングが有効であること、また、心理的コンディショニングを長期的にモニタリングし、大会前に重要となる心理的スキルを向上させるためのアプローチ方法を個々に見出すことが重要であると述べられました。