News & Topics

「さくらサイエンスプログラム」でウエスタンケープ大学からの研修生を受入れ!!

お知らせ |2023年03月13日

 2023年3月6日から11日まで、日本と世界の科学技術の発展と青少年の交流を目的とし、日本の科学技術分野での最先端技術を紹介するため、世界の優秀な青少年を短期的に招へいしている交流事業「さくらサイエンスプログラム」(国立研究開発法人 科学技術振興機構(JST))の支援を受けて、南アフリカ共和国のウエスタンケープ大学(UWC)歯学部及び地域保健学部看護学科の研修生一行(教職員3名、学生10名)を受入れました。

 新型コロナウイルス感染拡大以降、オンラインでの交流経験を経て、招へいが非常に厳しい中、UWCからの学生受入れは、本大学にとって初めての受入れとなりました。

 一行は、関西国際空港に到着後、翌日から、本プログラムの研修テーマ「AIによる医療・介護分野への活用や可能性を探る」を基に、歯科・看護に係る研修だけでなく、異文化体験も行いました。​​​

 学内研修では、本大学の教員やUWCの教員がWork shop形式で感染症対策に係る講義を行いました。人工知能AIを用いた画像診断の実習を行った後、歯学部生と看護学科生に分かれ、実習を行いました。歯学部生は「バーチャルシミュレーション」として、ITを駆使したアンドロイド型ロボットSIMROID®︎を用いた模擬患者とのコミュニケーション体験とSimodont®︎を用いたバーチャルリアリティによる歯科治療体験を、看護学科生は高齢者を実際に体験できるモデル用器具を実際に装着して高齢者の体験実習を行いました。また、学外研修では、エムシーヘルスケア株式会社の協力のもと、医療材料の物品管理システム(SPD)について講義を受け、倉庫見学を行い、学生らは日本の先進的なシステムに関心を持ち、熱心に質問する姿が見られました。

 また、関市では、刃物屋三秀を訪問し、日本刀鍛錬の技や、居合斬り、刃製造過程の展示物などを見学し、日本が誇る関市の伝統文化に触れました。さらに、一行は、2019年にラグビーワールドカップが日本で開催された際、関市が南ア代表の事前キャンプ地となった縁で、南アとのさらなる交流継続への期待から、関市長を表敬訪問し、日本での研修を報告しました。

 その後、一行は、本大学姉妹校の明海大学での研修を行うため、東京へ移動しました。東京滞在中は、駐日南アフリカ共和国大使を表敬訪問し、今回のさくらサイエンスプログラムについて紹介、報告を行いました。

 一行は、無事全日程のプログラムを終え、3月11日に帰国の途につきました。

 本学は、今後も一層両大学との友好発展を期待し、日・南ア両国の将来へ続く歯科・看護学領域の発展に寄与してまいります。

本学正面玄関前にて
歯学部実習
看護学科実習
エムシーヘルスケア株式会社訪問
関市長表敬訪問
駐日南アフリカ共和国大使表敬訪問